内視鏡機器一新!

皆さん、こんにちは。この春当院では内視鏡機器を一新いたしました。今度の内視鏡はNBI(narrow band imaging)という特殊な光の波長を使っての詳細な観察が可能になっています。また胃、大腸ともに拡大観察ができるようにもなりました。これによって診断能がアップするのは特に食道がんです。表面の凹凸がほとんどないような早期食道がんも高確率で発見するころが可能となります。また、従来のように大腸ポリープと大腸がんの鑑別にも力を発揮します。最近では胃カメラにおいても拡大観察(顕微鏡で表面構造を観察するようなイメージ)が有用といわれるようになってきました。小さな表面型の早期がんも拡大観察で確定診断により近づくことが可能となりました。さらに経鼻内視鏡も最新機種となりより明るくきれいな画像で観察することができるようになっています。最近になって慢性胃炎の診断でもピロリ菌の検査が保険でできるようになりました。ピロリ菌を除菌することで発がんのリスクを減らすことができる可能性があります。がんは今や二人に一人がかかる病気になっています。しかし早く見つけることができれば治癒する病気でもあります。症状がある方もない方も積極的に胃腸の検査をお受けいただければ幸いです。

胃大腸の内視鏡検査はお気軽に!